NIEに関する一般記事

「キーボード」/積極的に学ぶ姿発信一般記事バックナンバー

 NIE推進室に配属後、新聞を活用した授業や活動の取材を、校種を問わず続けている。いろいろな学校を見て思うのが、現在40歳すぎの私が児童、生徒だった頃とは授業が随分違うなあ、ということだ。
 昔から持っていた「授業=受け身」のイメージではなく、子どもが自ら学ぶことを自然と促す場面が目立つ。新聞教材を手に取った子どもは、教員の指示を待つまでもなく調べを進めていく。グループ学習での話し合いも、子ども同士でどんどん進める。
 また、自分で意見を組み立て、人前で発表する「表現力」も高い。自分が発表する以外のときは他人の発表を聞くことになるため、他人の多様な意見を受け入れ吸収する素地も育っている。頭が固く意見を述べることが苦手だった私は、今の学校での学びに付いていける自信は正直ない。
 第21回NIE全国大会大分大会(4、5日)がいよいよ近づいてきた。県内9校の公開授業をはじめ、実践発表や特別分科会での教職員の報告で、子どもたちの積極的な学びが示される。大分の子どもの素晴らしさと教育現場の努力が、全国に発信されることを期待している。 (宗岡博之)

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