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地震伝える各紙を読み比べ/大分市豊府小一般記事バックナンバー

地震を伝える記事を読み比べる児童=大分市の豊府小

 大分市の豊府小学校5年2組(姫嶋公彦教諭、37人)の児童が19日、国語の授業で、熊本・大分地震に関する新聞記事を読み比べた。
 姫嶋教諭は地震直後の4月17、18日付全国紙と熊本県の地方紙の朝刊1面を黒板に張り「それぞれ何を伝えようとしていますか。見出しや写真を見て考えて」と課題を与えた。全国紙は、食料や物資の不足、死者や安否不明者数といった情報がメイン、地方紙は被害状況に加えて、募金を呼び掛ける記事を大きく載せていることに気付いた児童たち。姫嶋教諭は「全国紙は全国の人、地方紙は熊本の人と読み手が違います。だから伝えたいことも異なってきます」と説明した。
 続いて、児童たちはあらかじめ見つけておいた地震に関する記事を友達に紹介し合った。記事は地震酔い症候群を伝えるものや、避難者へのアンケート、大分県内の被害をまとめた地図などさまざま。選んだ理由や友達の記事を読んで感じたことなどを披露した。
 御手洗真暉(まさき)君は「余震や避難者がこんなに多いと知ってびっくりした。今も学校に行けない子どももいてかわいそう。早く地震が終わってほしい」と話した。

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