NIEに関する一般記事

関口コーディネーターが講演/第43回実践研究会一般記事バックナンバー

講演する日本新聞協会の関口修司さん=9日、大分市の大分合同新聞社

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第43回研究会が9日、大分市の大分合同新聞社であった。日本新聞協会(東京都)のNIEコーディネーター、関口修司さんが「NIE活性化の取り組み―日常的に新聞に親しむ環境をつくる」と題し講演した。
 約40人が参加した。関口さんは東京都北区の滝野川小学校などで教育活動に長年新聞を活用。朝学習の時間を使った「NIEたいむ」の創始者としても知られている。新聞記事を選ぶ、切り取る、記事の感想を書くといったNIEたいむの様子を、小学2年生と6年生の動画も交えて説明。文部科学省の全国学力・学習状況調査で、NIE実践校が全国平均に比べ、国語だけでなく算数でも点数が高くなった効果を報告した。
 参加した教員は、個々の教員の活動を学校全体の取り組みにどう発展させるかなどを質問。関口さんは「週1回、15分のNIEたいむを確実にやる。学力など手応えを感じれば教員は変わる。主体的な学びがどれだけ子どもを伸ばすかを実感した」と強調した。
 関口さんは第21回NIE全国大会大分大会(8月4、5日)のパネルディスカッションで、パネリストを務める。研究会は毎月第2土曜日に開催。教育関係者は自由に参加できる。

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