NIEに関する一般記事

新たに3人がアドバイザーに一般記事バックナンバー

 教育への新聞活用を進める日本新聞協会のNIEアドバイザーに、県内から新たに3人が認定された。経験豊かな教員らが務め、学校現場や地域での取り組みをけん引する。県内のアドバイザーは7人になった。

 新たに認定されたのは▽大分市寒田小学校の平山立哉教諭(47)▽臼杵市北中学校の永松芳恵教諭(50)▽大分舞鶴高校の小坂吏香教諭(44)。県NIE推進協議会が推薦し、2月にあった日本新聞協会NIE専門部会で了承された。
 平山教諭は個人の実践を積み重ね、実践指定校の寒田小で研究主任を務める。NIEの校内組織を構築し、カリキュラム化や日常化などの研究を進める。「大分のNIEの発展に尽力したい。子どもたちにNIEの楽しさを伝え、社会に向けて目を開く力を付けさせたい」と抱負。
 永松教諭は美術科専門。授業や美術部での活動に取り入れているケースも多く、斬新な視点で進めている。校内で組織的な研究体制を整えている。「どんな教科でもNIEは可能だということを広めたい。本校のさまざまな教科での実践が参考事例になるのではないか」と話している。
 小坂教諭は国語科での実践が軸。情報のインプットからアウトプットまで多様な活動を展開している。教員の自主研究組織「県NIE実践研究会」発足時からの中心メンバーでもある。「新聞を読むことで社会を知り、社会とつながっていることを生徒に気付かせたい」としている。
 3人は、8月にあるNIE全国大会大分大会(大分市)で公開授業や実践報告をする。 (渡辺美加)

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