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SNSで記事紹介/大分大付属中学校一般記事バックナンバー

インターネット電話で奈良県の中学生と質疑を交わす大分大付属中の生徒=17日、大分市

奈良の中学生と交流/温泉や銘菓、大分伝える資料作成

 大分市の大分大付属中学校2年D組の生徒が、新聞記事を基に大分県の良さを伝える資料を作り、インターネットの会員制交流サイト(SNS)で情報発信する授業に取り組んだ。技術科の授業の一環で奈良県の中学生に向けて発信した。

 多様なメディアを使って情報発信することで、情報活用力や情報モラルを身につけるのが狙い。生徒たちは1月から「おんせん県おおいた」PRの取り組みや大分の銘菓、観光列車などに関する新聞記事に、自分で考えたタイトルやコメントを添えて資料を作成してきた。
 17日にあった授業では、インターネット電話で奈良女子大付属中の教室と接続。パソコン画面を通して生徒同士が直接、資料に関する質疑を交わした。
 大分大付属中の森本亘さんは大分の乾シイタケを紹介。資料でマスコットキャラクターの存在に触れると、奈良の生徒から「大分がどれだけ乾シイタケを大切にしているか分かった」との感想をもらった。さらに「いつから作っているの?」「他県との違いは?」との質問も。その場で十分に回答できなかった森本さんは「調べ直してまたSNSで知らせたい」と話した。
 新納隆司教諭は「他県の中学生とコミュニケーションを取ることで新しい発見があったと思う。SNSを使えば遠くの友達に新聞記事を紹介し、それに対するコメントをもらうことができる」と話した。

※学校の授業はもちろん、子どもたちを取り巻くさまざまな場面に新聞活用が広がっている。日常の取り組みを取り上げる。(随時掲載)

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