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活用推進へ公開授業/教員ら、大分市でセミナー一般記事バックナンバー

お気に入りの新聞写真を紹介する絵やせりふを書き込む児童=5日、大分市寒田小学校

 教育への新聞活用を進めようと「県NIEセミナー大分会場」が5日、大分市寒田小学校で開かれ、教員ら約100人が参加した。県NIE推進協議会(会長・堀泰樹大分大学教育福祉科学部教授)の主催。1、4、6年生の国語と社会の公開授業があった。
 1年3組(24人)は国語の授業で、新聞の中からお気に入りの写真を見つけて友達に紹介する活動に取り組んだ。まず、新聞に掲載されたアイドルグループや動物、車、食べ物などの写真を切り抜いて紙に貼り付けた。その後、自分や友達、家族の絵を描き、選んだ理由や気持ちをせりふにして書き込んでいった。完成すると、話し方や聞き方に気を付けながら、友達と紹介し合った。
 授業をした高木裕子教諭は「話したい、伝えたいという気持ちを高めるために新聞記事の写真を使った。児童が意欲的に取り組めたのは新聞活用の成果」と述べた。
 この他、姫野公徳教諭が4年の社会、山口竜一教諭が6年の国語の授業をした。4年生は、交番について調べたことを伝える新聞を作り、どれをトップ記事にするか議論。6年生は広島原爆の日の平和記念式典で宣言された「平和への誓い」に関する記事を読み、平和を築くために自分たちができることを考えた。
 大分市内の小中高校教諭による実践報告や、NIEの実践についての研究討議もあった。

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