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公開授業や実践報告/中津で教員ら100人研修一般記事バックナンバー

新聞記事を教材に英語の授業をする葛原彰教諭(右)=21日、東中津中学校

 教育への新聞活用を進めようと「県NIEセミナー中津会場」が21日、中津市東中津中学校で開かれた。県NIE推進協議会(会長・堀泰樹大分大学教育福祉科学部教授)の主催。教員ら約100人が公開授業や実践報告などを通して研究を深めた。
 公開授業は2年生3クラスで実施。長松涼子教諭が国語、用松孝志教諭が数学、葛原彰教諭が英語の授業をした。国語は成人年齢引き下げについて新聞記事から必要な情報を集めて討論。数学は新聞記事のデータを基に関数を使ってガソリン車とハイブリッド車のガソリン代を計算して比較した。
 英語は不定詞を使って自分のヒーローを紹介する英作文に取り組んだ。生徒は新聞記事の中からスポーツ選手や女優、職人など憧れの人を見つけ、辞書を引きながら紹介文を作成。授業をした葛原教諭は「新聞にはたくさんの人物が載っている。その中から憧れの人を選んで自分の考えを英語で話す力を付けさせたい」と説明した。
 実践報告があり、別府市別府中央小、臼杵市北中、東中津中の各教諭が学校での取り組みを紹介。研究討議では参加者が公開授業を振り返り、評価できる点や課題を出し合った。

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