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来年の全国大会に向け実行委設立一般記事バックナンバー

大会実行委員会の設立総会に出席した委員=22日、大分合同新聞社

 日本新聞協会の主催で来年8月に大分市で開催される「NIE全国大会」に向け、大会実行委員会の設立総会が22日、同市の大分合同新聞社であった。大会スローガンを「新聞でわくわく 社会と向き合うNIE」に決定。約1年後に迫った大会で大分での実践を全国に発信できるよう、関係機関が準備を加速させる。

 教育関係者や新聞・通信社の関係者ら30人が出席。日本新聞協会の尾高泉企画開発部長兼新聞教育文化部長が「民主主義の担い手づくりとしてのNIEの素晴らしさを伝える大分大会を」、大会を主管する大分合同新聞社の神足博美常務取締役編集担当が「大分の教育やNIE推進を実りあるものにするため力を注ぎたい」と述べた。
 大会実行委員長に、堀泰樹県NIE推進協議会長(大分大学教育福祉科学部教授)を選出。堀実行委員長は「社会と子どもをつなげたいという実践者の思いが報われるよう“チーム大分NIE”が機能するようにしたい」とあいさつした。
 大会スローガンは「わくわく」するような新聞の楽しさと、新聞を読むことでいろんな考え方や興味、アイデアが「湧く」という意味を掛けたもの。温泉が「湧く」というローカル色も加味した。「新聞を通じて子どもたちに世の中のことに目を向けさせ、世の中とつながっていることに気付かせたい」という、県内の学校現場で実践する教員らの思いが込められている。
 大会は来年8月4、5日に大分市のホルトホール大分をメーン会場として開かれる。県内外から約1200人が参加する予定。初日の全体会では佐伯市蒲江出身の芥川賞作家、小野正嗣さん=豊の国かぼす特命大使=が記念講演。2日目の分科会では、小中高校の公開授業や実践発表などがある。

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