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「新しい考え、価値つくる人材必要」/第32回実践研究会一般記事バックナンバー

講演する佐藤敬子副センター長

 新聞を教材に使う教員たちの自主組織「県NIE実践研究会」は9日、大分市の大分合同新聞本社で第32回研究会を開いた。
 県内の小中高校から33人が参加。別府大学キャリア支援センターの佐藤敬子副センター長が「学生の自己実現とキャリアデザイン」のテーマで講演した。
 佐藤副センター長は「将来の予測が困難な今、社会は新しい考え、価値をつくる自立自発型の人材を必要としている」と強調。学生たちにコミュニケーション能力が不足していると指摘し、新聞を活用した講義の実践例を紹介。「世の中の出来事、自分の考えを自分の言葉で表現できるようになった。学生が社会と自分自身をつなげるのに新聞の果たした役割は大きかった」と話した。
 大分市判田中の進麻美教諭が実践報告。新聞を使った教材作りのワークショップもあった。
 研究会は毎月、開催しており教育関係者は自由に参加できる。次回は6月13日。

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