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「NIE」第21回全国大会 2016年に大分で一般記事バックナンバー

 日本新聞協会は21日、新聞を教材として活用するNIE(教育に新聞を)の第21回全国大会を2016年8月に大分県で開催することを決めた。全国の教員らが集まり、公開授業や実践報告、講演やパネル討論などを通じてNIEの在り方を考える。
 全国大会は1996年から毎年、全国各地で開かれている。大分大会は徳島(14年)、秋田(15年)に続く開催。新聞協会が主催、県教育委員会と大分市教育委員会が共催し、県NIE推進協議会(会長・佐藤直人県小学校長会長)と大分合同新聞社が主管する。
 大会には全国の小中高校などの教員や教育行政、新聞社と通信社の関係者らが参加し、公開授業や実践報告などのほか、さまざまなテーマの分科会で論議を深める。九州での開催は鹿児島(05年)、熊本(10年)に次いで3県目。
 県内では、10年に教育界と新聞界が連携して推進協議会を設立。本年度は小学校5校、中学校2校、高校1校の計8校を実践校に指定し、大分合同など新聞6紙を提供している。推進協の佐藤会長は「読解力や論理力、問題解決力を身に付け、『生きる力』を育成する上で新聞の果たす役割は大きい。全国大会の開催を、県内でのNIE実践の広がりにつなげたい」と話している。

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