NIEに関する一般記事

文理大付高生、アプリ開発一般記事バックナンバー

新聞記事を自動表示するアプリを作成した大西一馬君(右)と、端末設置に協力した井上綾大君

記事をモニター画面に自動表示

 佐伯市の日本文理大学付属高校3年の大西一馬君(17)は、大分合同新聞の記事をモニター画面に自動表示するアプリ(応用ソフト)を作成した。同校は新聞を授業に活用する「NIE」(教育に新聞を)の実践指定校の一つ。端末を校内の「NIEコーナー」に設置しており、生徒がニュースに触れる機会を増やしている。
 情報コースの3年生28人は、プログラミング技術の授業の一環で新聞記事を自動表示するアプリ作成に挑戦。今回、スムーズに画面表示するなど最も優れた大西君のアプリを採用した。
 アプリはウェブサイトが更新情報などを配信する「RSS」機能を通じて記事情報を取得。読みやすいよう大きな文字に加工して表示する仕組みになっており、主に県内のニュースを紹介している。「プログラムは入力文字の打ち間違いが一字でもあると作動しない。入力ミスをなくすのに一番苦労した」と言う。
 NIEコーナーは生徒の行き来が多い職員室そばに設置。端末の他、同校に関する新聞記事や2020年の東京五輪開催が決まった際の本紙号外も掲示している。端末設置に協力した同級生の井上綾大君(17)は「多くの生徒に気軽に端末を活用してもらいたい」。大西君は「日頃、新聞を読んでいないという生徒が多い。アプリを通じてニュースを知り、さらに詳しい記事を掲載している新聞を読むきっかけになれば」と話した。

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