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財津さん(中津中2年)入選 HAPPY NEWS 2012一般記事バックナンバー

「新聞は、思っていたより面白い」と話す財津杏佳さん=中津市の中津中学校

 日本新聞協会の「HAPPY NEWS 2012」で、県内からは中津中学校2年の財津杏佳(きょうか)さん(13)が中学生の部で入選、中津中も100件以上応募した学校として特別賞を受賞した。
 財津さんが選んだのは、大分合同新聞が昨年11月26日付夕刊に掲載した「短所を長所に変換 女子大生が辞典を出版」の記事。「失恋」を「人生に深みがプラス」など、後ろ向きな言葉を前向きに言い換える「ネガポ辞典」を出版した札幌市の女子大生を取材、出版した経緯を紹介している。
 記事を読んだ印象について「読んだ人を前向きにする記事だと感じた。新聞は難しいと思っていたが、読んでみると分かりやすい記事もあった」と財津さん。
 作品では「記事を読んで考え方をネガティブからポジティブに変えられた人、ネガポ辞典を見た人が増え、人が人を前向きに励まし合えたらもっと世界中は明るく楽しくなると思えました」「これから先、今までよりずっと悲しいことつらいことがあると思います。そのときは、この記事を思い出し、つらさや悲しさをのりこえていけたら」とつづった。
 中津中は全校生徒で応募した。NIE担当の甲斐瑞穂教諭(48)は「生徒が身近に感じられるよう、新聞を教室に置いている。文章力の向上にも役立っている」と話している。

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