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県NIEセミナー豊後高田会場 問題意識の芽吹き実感一般記事バックナンバー

渡辺かおり教諭(左)による公開授業で、環境問題について考える児童=9日、豊後高田市の桂陽小学校

 学校で新聞を教材として活用するNIEの取り組みを推進する「県NIEセミナー豊後高田会場」が9日、豊後高田市の西高教育会館などで開かれた。県NIE推進協議会(南雅量会長)の主催で、教員約80人が参加した。
 桂陽小学校では公開授業が開かれ、同校の渡辺かおり教諭(31)が環境問題を総合的な学習の時間で、三浦佳菜子教諭(26)が自動車事故と安全性を社会科で取り上げた。
 渡辺教諭の授業では、児童が数カ月分の記事を原発、水質汚濁、大気汚染、地球温暖化などのジャンル別に壁に張り付け、現状を分析。一つの問題から複数の課題を見つける作業を通し、自分なりの問題意識を持つようになった過程を示した。渡辺教諭は「記事を分類化することで理解が深まり、新たな視点に気付くことができた」と話した。
 その後、会館で津久見市千怒小、高田中、中津中の各教諭が実践報告。マスコミ関係者や県教委職員らと研究討議をした。
 セミナーは20日に大分市で開かれる。

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