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新聞使い効果的な授業を 教員の研究会発足一般記事バックナンバー

第1回研究会に県内小中高の教諭らが出席=8日午後、大分合同新聞社

 県NIE推進協議会(会長・南雅量県立学校長協会長)は8日、新聞を教材として活用するための研究に取り組む教員の自主組織「県NIE実践研究会」を発足させた。同日、大分市の大分合同新聞本社で第1回研究会を開き、県内の小中高の教員ら24人が出席した。
 教育現場で新聞の役割が高まる中、実際の授業にどう生かすのかを考え、効果的なNIE授業の在り方を探るのが目的。2人の教員がそれぞれ取り組んでいる授業プランを報告した。
 豊後高田市高田中学校では一般記事やコラムを読み、内容を問うワークシートを書く授業を実施。同校の安東浩子教諭は「大分県豪雨の記事からボランティアについて考える機会を生徒に与えることができた」と紹介。記事の読み比べ授業を導入している臼杵市臼杵小学校の安東憲雄教諭は記事選びに関して「児童に身近な問題を取り上げ、図表があるなど理解しやすい記事に心掛けている」と話した。
 記念講演で日本新聞協会の吉成勝好NIEコーディネーターは「全ての学校で取り組む時代。どの学校でも実施できる効果的な授業プランを考えていく必要がある」と述べた。

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