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“自分色”はがき新聞/津久見市の第一中学校一般記事バックナンバー

はがき新聞を見せ合う生徒たち=津久見市の第一中学校

 津久見市の第一中学校(狩生浩司校長)の2年生90人が、本年度の美術の学習で印象に残ったことをはがき新聞にまとめる「アートと言葉新聞」作りに取り組んだ。学習した内容をまとめる力や発信力を養う教材として、新聞という表現方法を学習に取り入れた。

 同校で美術を教える永松芳恵教頭が企画。美術の学習では本年度「ふるさとの魅力発見! 津久見の色・私の色」をテーマに、同市の網代島で現地の岩石について調べたり、岩石から絵の具を作って「津久見色辞典」をまとめたり、津久見にちなんだ和菓子を作ったりしてきた。

 「アートと言葉新聞」は▽見出しを付けて要素を整理▽色彩豊かに、写真やイラストも活用して美しく仕上げる―などを心掛け、制作。3月中旬、三つのクラスごとに発表会をして、互いのはがき新聞を観賞した。

 作った新聞は家族らに届ける。「自分色新聞」を作った江口緋那さん(顔写真)は「世界に一つだけの色を作れたことを強調した。見出しを目立たせ、情報が伝わりやすくなったと思う」と話した。

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