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写真から連想し物語創作、発表/セミナー大分会場一般記事バックナンバー

新聞写真を基に物語を創作する児童

 公開授業や実践報告から小中学校教育での新聞活用法や効果を学ぶ、本年度の「県NIEセミナー大分会場」が28日、大分市の鶴崎小学校(佐藤由美子校長)であった。県NIE推進協議会(会長・堀泰樹大分大学教育学部教授)が主催。

 教育関係者や同校の保護者ら約70人が参加した。公開授業では荒木尚美教諭が2年生、池田里奈教諭が3年生のクラスでそれぞれ国語の授業。2年生は新聞写真から各自連想して創作した物語を班や学級で発表した。3年生は新聞記事中の単語を辞書で調べながら「動きを表す」「様子を表す」「もの、ことを表す」に分類。言葉の機能を学んだ。

 5年生は本松健一教諭が社会の授業。情報の有効活用を学ぶ一環として「新聞の良さと課題」「新聞とこれからどう関わるか」をテーマに児童が意見発表した。

 鶴崎小、山口小(中津市)、東中津中(同)のNIE担当教員が実践報告。国語で新聞の俳句コーナーへの投稿を目指して作品を考えたり、10月の衆院選投開票翌日の新聞を社会の授業に取り入れ、政治や選挙への関心を高めた事例を紹介した。

 鶴崎小の5年生が開会に先立ち、学校の“豆知識”を取材し紹介したミニ新聞を作成。来場者に配った。

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