NIEに関する一般記事

「社会性育む効果」授業での活用報告/第45回実践研究会一般記事バックナンバー

佐脇義敏教諭
意見を交わす参加教員

 新聞を教材に使う教員らの自主組織「県NIE実践研究会」の第45回研究会が11日、大分市の大分合同新聞社であり、スーパーグローバルハイスクール(SGH)での新聞活用実践報告などがあった。
 約40人が参加。文部科学省からSGHの指定を受けている、大分上野丘高校の佐脇義敏教諭が「大分から見た世界」をテーマにした1年生の課題研究について報告した。「生活・暮らし」や「産業・経済」など、分野別に大分の現状を生徒が学ぶ際、新聞記事を活用したことを説明。「自分の学びが大分の身近な課題と結び付いていることに気が付いた生徒が多く、社会性を育てる効果が大きかった」と話した。
 大分合同新聞社の松尾和行論説編集委員室長が講演し、コラム「東西南北」の歴史や書く上での苦労、事象をさまざまな角度から見る大切さなどについて話した。参加教員が夏をテーマに新聞から記事を選び、感想を交わし合うワークショップもあった。
 研究会は毎月第2土曜日に開催。教育関係者は自由に参加できる。次回は7月9日午後2時から。

このページの先頭に戻る